茅の輪くぐりの作法と意味は?動画を見ればもう迷わない!
「茅の輪くぐりに込められた意味と、
その作法を、わかりやすく知りたい!」
なんて、思ってませんか??
茅の輪をくぐるという、ちょっとした
非日常を味わえるエンターテイメント性の
高さと…
昔からの年中行事という親しみやすさ(?)
も相まって、友達同士やカップル・家族連れ
からの人気が高い、茅の輪くぐり!
今回は、そんな茅の輪くぐりに込められた
意味と、茅の輪くぐりの作法(正しいくぐり方)
について、わかりやすくまとめました^^
目次(もくじ)
茅の輪くぐりとは?基礎知識をサクッとチェック!
茅の輪くぐりとは、茅(カヤ)でできた
人が通れるくらいの大きな輪をくぐることで、
半年の間にたまった心の穢れ(けがれ)をとる行事。
もともとは、大祓(おおはらえ)と
いわれる除災行事が、6月と12月の
最終日に行われていました。
茅の輪くぐりは、夏越の祓
(なごしのはらえ)と呼ばれる、
6月のほうの大祓で実施されています。
最近では、記事の冒頭でも触れたとおり
茅の輪をくぐるという、普段はなかなか
できない体験ができるということで…
観光ガイドブックや地方情報誌にも
ドドンと掲載されるなど、年々注目度が
アップしていますよね^^
茅の輪くぐりに込められた意味とは?
つい先ほど、心の穢れをとるために、
茅の輪をくぐると述べましたが…
もともとの意味はそれだけではなく、
体の汚れをとるという意味でも、
この茅の輪くぐりが行なわれていました。
というのも、この茅の輪くぐり、
一説では大宝律令(701年)の時代
から行なわれていたのですが…
当時はまだ、毎日衣服を洗濯する
という習慣がなかったんですよね。
そこで、本格的な夏に向けて雑菌などが
増える6月末に、この茅の輪くぐりという
儀式を行うと同時に…
衣服を新しいものに替えていた、
というわけなんです^^
ただ、毎日の洗濯が当たり前に
なった昨今では、
「茅の輪くぐり = 心の穢れを取り除く」
という意味合いで行われることが、
一般的になっています。
茅の輪くぐりの作法(くぐり方)は?動画と一緒にチェック!
それではここで、一般的な
茅の輪くぐりの作法(くぐり方)について
ご紹介していきます。
上の動画にも目を通しながら、
1ステップずつ確認してみてくださいね^^
- 茅の輪の前に立って一礼する
- 左足から茅の輪をまたいでくぐり、そのまま左回りに回る
(回っている間「はらいたまえ、きよめたまえ」とお祈りする) - 元の位置に戻って、また一礼
- 今度は右足から茅の輪をまたいでくぐり、そのまま右回りに回る
(回っている間「はらいたまえ、きよめたまえ」とお祈りする) - 元の位置に戻り、一礼
- もう一度、左足から茅の輪をくぐり、左回りに回る
(回っている間「はらいたまえ、きよめたまえ」とお祈りする) - 元の位置に戻り、一礼
- 左足から茅の輪をくぐり、ご神前へと進み、
二拝二拍手一拝の作法で拝礼する
と、茅の輪をくぐるときの作法
(くぐり方)はこんな感じ。
- 茅の輪の前に立ったら、必ず一礼
- 左→右→左の順番で8の字を描くように回る
この2つが大きなポイントですね。
コレも大事!茅の輪くぐりをする際の注意点は?
最後に、茅の輪くぐりを行なう際の
注意点を2つあげておきます。
注意点1. 茅(カヤ)を持ち帰らない!
よく記念にと、茅の輪を形作っている
茅(かや)を持って帰る人を見かけますが、
これはNG。
なぜならば、人がくぐった後の茅の輪には、
その人の心の穢れが乗り移っていると
考えられているからです。
茅の輪の茅は持ち帰らず、
写真におさめるなどして、
思い出をカタチとして残しましょう。
注意点2. 神社によって作法には違いがある!
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今回、一般的な茅の輪くぐりの作法について
ご紹介しましたが、やはり神社によっては、
茅の輪くぐりの作法に若干の違いがあります。
また、あまりにも人が殺到するような神社では、
混乱を避けるため、茅の輪を一回くぐるだけに
するよう、呼びかけているところも。
茅の輪くぐりを行う際は、訪れた神社の
様式に従って、正しく楽しく茅の輪を
くぐりましょう。
ちなみに、京都では茅の輪くぐりとともに、
上のような「水無月」と呼ばれる…
白いようかんに小豆をのせた、三角形の
和菓子を食べる習慣もあるんですよ♪
さいごに茅の輪のくぐり方をもう一度おさらい!
今回は、茅の輪くぐりに込められた
意味と、正しいくぐり方の作法について
ご紹介してきました。
最後にもう一度、まとめとして、
記事の途中でご紹介した、茅の輪の
くぐり方をのせておきますね^^
- 茅の輪の前に立って一礼する
- 左足から茅の輪をまたいでくぐり、そのまま左回りに回る
(回っている間「はらいたまえ、きよめたまえ」とお祈りする) - 元の位置に戻って、また一礼
- 今度は右足から茅の輪をまたいでくぐり、そのまま右回りに回る
(回っている間「はらいたまえ、きよめたまえ」とお祈りする) - 元の位置に戻り、一礼
- もう一度、左足から茅の輪をくぐり、左回りに回る
(回っている間「はらいたまえ、きよめたまえ」とお祈りする) - 元の位置に戻り、一礼
- 左足から茅の輪をくぐり、ご神前へと進み、
二拝二拍手一拝の作法で拝礼する
友達同士、クルマで茅の輪をくぐりに
行く!という方は、この機会に
夏を先取りしちゃいましょう♪
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盛り上がるのはコレ!
栃木県足利市島田町の八坂神社では、12月末から1月下旬まで
茅の輪くぐりができます。
「茅の輪くぐりの作法」に則ってゆっくりと茅の輪くぐりができますので、立ち寄ってみたら良いと思います。
岩瀬 勲さま
大変遅くなりましたが、ご返信いたします!
耳寄りな情報、ありがとうございます。
そんな時期に茅の輪くぐりが体験できるなんて、驚きです^^