台風はなぜ日本に沿って曲がる?基礎知識を押さえよう!秘密はこれ!
「台風はなぜ、日本に沿って
曲がるんだろう?」
あなたは、こんな疑問を抱いたことありませんか?
確かに、過去の台風の進路を見ていると、
南西から北上してきた台風が、沖縄に上陸し、
そこから大阪、さらには東京を含む関東へと…
まるで台風が、日本を狙ってきているのでは、
と思うくらいの進み方をすることも、多いですよね。
そこで今回は、台風がなぜ日本付近で曲がるのか
その理由について、まとめました。
目次(もくじ)
台風はなぜ日本に沿って曲がる?イラストで確認!
赤道付近で発生した台風は、はじめ、
その赤道付近に吹いている、偏東風
(へんとうふう)に乗って西に向かい、その後、
- 太平洋高気圧付近の、時計回りの風
- 地球の自転
この2つの影響を受け、
日本に向かって、北上してきます。
このまま北上を続ければ、日本に上陸したとしても、
どこかの、一地方だけを通過して、
そのまま日本海側へと、抜けていくはずなんですが…
ここで登場するのが、偏西風(へんせいふう)。
日本に上陸した台風は、この偏西風の影響を受けて、
東に向けて、進路を変えることによって、
まるで日本列島をなぞるように、進んでいくのです。
台風が、あのような不思議な進路をとるのには、
なにも偶然ではなく、こういった地球規模での
大きな力が働いているんですね。
8月9月に、日本にたくさん台風がくるのはなぜ?
毎年8月9月に、日本に台風が、
多く上陸するのは、ちょうどこの時期に、
太平洋高気圧が、日本の近くにあるから。
例年10月になると、太平洋高気圧は、
日本の、はるか南東に遠ざかるため、
おなじく赤道付近で発生した、台風は、
- 日本のはるか南東で、くの字を描く
- 偏東風により、フィリピン方面に向かう
主に、この2パターンの進路をとるため、
日本には上陸せず、ニュースになることも少ない、
ということなんですね。
逆に言えば、10月になっても、
太平洋高気圧が、日本近海にある場合は、
台風が日本に上陸するケースも、多くなります。
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まとめ&台風時にどうしても外出するときは…
今回は、なぜ台風は日本列島に沿って
曲がるコトが多いのか、その理由について
イラストも用いつつ解説してきました。
最後にもう一度まとめとして、
記事の前半部分にのせたイラストを
こちらにも掲載しておきますね^^
毎年夏から初秋にかけて日本にやってきては、
私たちをハラハラさせる台風。
昔は台風がそれることを、あるいは
上陸したとしても、被害が最小限になることを
ただただ祈るだけでしたが…
最近では科学の発達により、以前は
分からなかった台風のしくみなどが、
私たちにも理解できるようになりました。
いざというときに適切な対応をとるために、
今回のような知識を、頭に入れておくことは
とても大切です。
もしものときに備えて、
防災グッズを手元にそろえておくことも、
忘れないようにしたいですね♪
台風時にどうしても外出しなければ
ならない用事があるという方は、
以下の記事も参考にしてください^^
⇒台風時に外出するときの対策は?
超重要なポイント3つを確認!