春の七草の覚え方は?写真や歌をフル活用した方法はコレ!
あなたは、春の七草、
全て、カンペキに言えますか?
お正月気分も落ち着き、おせち料理もきれいさっぱり
なくなった、1月7日に七草がゆを食べる家庭は、
結構あるけれど、七草を全て言える人は案外少ないもの。
そこで今回は、そんな春の七草の覚え方について、
ご紹介していきます。
春の七草のそれぞれの写真と、簡単な説明を見て、
イメージをつかみ、一般的な覚え方について触れたあと…
最後には、一般的な覚え方をちょっとアレンジした、
一風変わった覚え方についても、ご紹介していきますので、
どうぞお楽しみに!
- 学校で、春の七草を覚えなくちゃいけない
- 子供にもっと、野草や野菜への興味を持って欲しい
- せっかく七草粥を作るので、この機会に名前を覚えたい
こんなあなたには、今回の記事が特におすすめですよ。
目次(もくじ)
春の七草!覚え方の前に写真を一気にチェック!
春の七草は、以下の7つ。
- せり(芹、セリ)
- なずな(薺、ぺんぺん草)
- ごぎょう(御形、母子草【ははこぐさ】)
- はこべら(繁縷、ハコベ)
- ほとけのざ(仏の座、タビラコ)
- すずな(菘、蕪【かぶ】)
- すずしろ(蘿蔔、大根【だいこん】)
まずは、それぞれの写真と簡単な説明を見て、
イメージをつかみましょう。
(春の七草の画像は、HP:植物園へようこそ!
から引用させて頂いています。)
1. せり(芹、セリ)
まず、はじめにご紹介するのは、せり(芹、セリ)。
鼻にツンとくるような、独特の香りが特徴的で、
昔から食欲増進など、生薬として利用されていました。
お正月休みに、久々に再会した友人たちと、
毎日飲み食いして、胃腸が疲れている…、
なんていう時期に、ぴったりの野草だといえますね。
七草粥以外にも、ゴマ和えやおひたしなど、
いろいろな料理に使えますが、個人的に、
おいしかった思い出があるのが、せりの天ぷら。
今住んでいる所では、なかなか食べる機会がないのですが、
子供のころ、親戚の家で、せりの天ぷらがでてきたときは、
サクッとした衣の食感と、せりの香りがクセになって、
「そんな、せりばっかり食べてちゃだめだよ!笑」
と、おばさんたちが、笑って呆れるくらい、
バクバク天ぷらを食べていたのを、今でも思い出します。
2. なずな(薺、ぺんぺん草)
お次は、別名ぺんぺん草とも呼ばれる、なずな(薺)。
昔、学校に行く途中の通学路で、よく見かけたり、
理科の授業で習った記憶がある、という方も、
たくさんいらっしゃることでしょう。
なずなも、せり同様、和え物やおひたしなどにして、
食べられることが、多いです。
肝機能を整える働きがある、といわれているので、
お正月は飲み過ぎた…、という方は、このなずなの入った、
七草粥を食べて、ゆっくり肝臓を休めましょう。
3. ごぎょう(御形、母子草【ははこぐさ】)
3つ目は、別名母子草(ははこぐさ)とも呼ばれる、
ごぎょう(御形)。
今は草餅の材料といえば、蓬(よもぎ)を使うことが、
ほとんどですが、昔はこのごぎょうが、
草餅を作る際に、よく使われていました。
写真のような、黄色い花をつけるのが特徴ですね。
このごぎょう、咳を鎮めるはたらきがあるなど、
風邪や気管支炎に、うれしい効能があるといわれています。
先にご紹介した、せりやなずなもそうですが、
こうやって、それぞれの野草のはたらきを知ってから、
七草粥を頂くと、より効果を実感できる気がしてきますね^^
4. はこべら(繁縷、ハコベ)
4つ目は、ハコベと呼ばれることも多い、
はこべら(繁縷)。
たんぱく質や、カルシウムなどの栄養が豊富で、
昔から薬草として、使われることも多くありました。
小鳥たちがよく、はこべらをつついているのも、
栄養がたっぷり詰まっているのを、
知っているからかもしれませんね。
ちなみに、今回ご紹介しているような野草は、
やっぱり新芽の時期が、一番柔らかくて、
おいしく頂ける時期。
はこべらも、写真のような花が咲く時期になると、
食感は固く、そして苦味も増してしまいます。
七草粥を食べる時期は、これらの野草を、
一番おいしく食べられる時期でも、あるんですね。
5. ほとけのざ(仏の座、タビラコ)
5番目は、別名タビラコとも呼ばれる、
ほとけのざ(仏の座)。
一般的に、ほとけのざというと、シソ科の
紫色の花を咲かせるものを、イメージする方が
多いと思いますが、七草粥に使うのは、別のもの。
写真のような黄色い花を咲かせる、キク科のものが、
春の七草として知られる、ほとけのざです。
なんだか、葉や花の様子が、たんぽぽに似ていますね。
ほとけのざには、胃腸のはたらきを整えてくれる、
効能・効果があります。
こう聞くと、ちょっと風邪気味の冬の日には、
1月7日に限らず、毎日でも七草粥を
食べたくなってしまうのは、私だけでしょうか^^;
6. すずな(菘、蕪【かぶ】)
いよいよ春の七草も、あと2つ。
6つ目は、すずな、別名、皆さんにとってお馴染みの、
蕪(かぶ)です。
このすずな(かぶ)、この後にご紹介する、
すずしろ(大根)とともに、今でもスーパーで、
簡単に手に入る、野菜の代表選手ですよね。
すずなは、ジアスターゼという酵素を、
豊富に含んでおり、消化の良さがバツグン。
また、普段葉っぱの部分までは、あまり食べる機会が
ないかもしれないので、七草粥を作るときには、
子供に葉っぱをとるところを、見せてあげると、
「へぇ~、かぶや大根って、葉っぱも食べられるんだぁ!」
と、野菜に興味を持つきっかけに、
なってくれるかもしれませんよ。
7. すずしろ(蘿蔔、大根【だいこん】)
春の七草、最後にご紹介するのは、すずしろ。
別名、大根(だいこん)として、今でも私たちの食卓に、
欠かせない野菜の一つになっていますね。
すずしろ(大根)にも、先ほど、なずなの部分で、
ご紹介したジアスターゼが、含まれているのですが…
今回、すずしろに含まれる栄養素として、
もう1つご紹介しておきたいのが、ビタミンP。
すずしろに含まれる、ビタミンPには、
打ち身による、青あざをできにくくする、
効果があるといわれているんです。
知らないあいだに、あざができていた…、
なんてことも多い、冬の季節には、
特にうれしい食材ですね。
⇒大根の栄養と効能は?
煮物に隠された秘密とは?
と、ちょっと長くなりましたが、
春の七草それぞれの、写真と簡単な説明はこんな感じ。
これだけでも、一通り読めばイメージを
つかめたと思いますが、次からはいよいよ、
春の七草の覚え方について具体的に見ていきましょう。
春の七草の覚え方は?短歌やラップで覚えよう!
1. 短歌形式で覚える
ネット上を含め、いたるところで見られる、
王道の覚え方がこれ。
せり・なずな
ごぎょう・はこべら・ほとけのざ
すずな・すずしろ
これぞ(はるの)ななくさ
春の七草を、短歌形式(五・七・五・七・七)に
並び替え、その語呂のよさを利用して暗記しよう、
という、方法ですね。
確かに、きれいに短歌の形に収まっているので、
これだけで、スラスラと暗記できてしまう、
という方も、いらっしゃることでしょう。
でも、私がこの覚え方を目にしたときの、
率直な印象は、
「これ、七草そのまんま言ってるだけやんけ!
こんなんで覚えられたら、苦労せえへんわ!」
でした^^;
おそらく、この記事を読んでいる方の中にも、
この方法では覚えられないから、他の覚え方を探している、
という人がたくさんいることでしょう。
そこでお次は、私が実際に春の七草を覚えた、
とっておきの方法をお教えしちゃいます。
2. 思い切ってラップにする
それが、春の七草を思い切って、
音楽のラップに乗せて覚えてしまう、という方法。
野草の順番はそのままに、短歌形式で
覚えるときよりも、よりリズムに乗って手も動かし、
ハイテンションで歌います。
ちなみに歌詞(?)は、こんな感じ。
せり・なずな♪(Yeah!)
ごぎょう・はこべら・ほとけのざ♪(Whooo!)
すずな・すずしろ・はるのななくさ!!!
※ 「はるのななくさ」の部分は、みんなで叫ぶイメージ
先ほどの短歌形式と、見た目はほぼ同じですが、
私はこの方法で、友達とワイワイ楽しく、
春の七草を覚えることに、成功しました。
もともとは、学生時代通っていた塾の、
理科の先生が、火成岩に含まれる鉱物の種類を、
「石英(せきえい)、長石(ちょうせき)、
黒雲母(くろうんも)、Hey!」
「角閃(かくせん)、輝石(きせき)、
橄欖石(かんらんせき)♪」
と、いきなりラップで歌いだし、
「これで覚えれば、一発や!
いいか、Hey!がポイントやぞ!」
と、アドバイス(?)をくれたのが、きっかけ。
ここから、
「この覚え方は、春の七草にも使えるんじゃないか?」
と、私のアホなひらめきが生まれ、
先ほどの春の七草版ラップが、完成したのです。
短歌形式では、なかなか覚えられないというあなた、
ぜひこのラップを使って、覚えてみてくださいね。
3. 自分で語呂合わせしてみる
春の七草の覚え方、もう1つは、
自分で語呂合わせを作って、覚える方法。
上手くハマれば絶対忘れない、最強の方法ですね。
春の七草、それぞれの頭文字を取ったり、
それぞれの野草から、イメージできるものを、
自分の頭の中で整理し、紙に書き出したりして覚えます。
この方法、一見難易度がめちゃめちゃ高く見えますが…
仮に、いい語呂あわせが浮かばなくとも、
自分で作業しているうちに、知らない間に暗記できていた、
なんてことも起こりえるのが、隠れたメリット。
ということで、私もこの記事を書くにあたって、
しょーもない覚え方を一つ、考えてみました!
それがこちら。
セリナとホトちゃん、(せり・なずな・ほとけのざ)
かぶと大根、(すずな・すずしろ)
5秒で運べ!(ごぎょう・はこべら)
こんな感じで、オリジナルの覚え方を作ることができれば、
春の七草など、一生忘れることはないでしょう。
「それでもやっぱり自信がない…」
そんなあなたも、きっと大丈夫!
これだけの長い記事を、
ここまで読んできた、根気強いあなたなら、
春の七草くらい、簡単に覚えられるはずです。
ここまで読めば、
すでにある程度、春の七草の文字や情報も、
頭の中に、入ってきているでしょうしね^^
まとめ&さいごにラップをもう一度!
今回は、春の七草の写真とカンタンな説明、
さらには覚え方(暗記の方法)について
ドドン!とご紹介してきました。
かなり、ボリュームのある記事になりましたが、
今回ご紹介した内容を頭に入れて、
勉強などに役立ててくださいね。
春の七草が入った、七草粥は、
とってもカラダにやさしい食べ物。
普段の生活で、不足しがちな栄養素を、
サプリメントで補うのもよいですが…
1月7日にはぜひ七草粥を食べて、旬の野菜
(野草)からしか得られない、自然の恵みを、
たっぷりじっくりと、味わいたいものです。
それでは最後に、もう一度!^^↓
せり・なずな♪(Yeah!)
ごぎょう・はこべら・ほとけのざ♪(Whooo!)
すずな・すずしろ・はるのななくさ!!!
この記事を読んでいるのが、
まだお正月の時期ならば、こちらの2記事が。
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