天気記号の一覧!意味を理解すれば暗記もラクチン!
「天気記号には、どんなものがあるか、
一覧で、ビシッとチェックしたい!」
なんて、思ってませんか??
子供のころ、学校で習った天気記号!
習いたてのころは、テストに出るのはもちろん、
新聞にのっている、天気図を見るのが楽しくて、
頭にこびりついて離れないくらいでしたが…
今では、新聞を読む機会も減ってしまい、
天気記号など、ほとんど忘れてしまった、
という方も、きっと多いのではないでしょうか。
そこで今回は、
- 大人になって、もう一度天気記号を覚えたい人
- 子供に、天気記号を分かりやすく教えたい人
- ふいに、理科の授業がなつかしくなった人
こんなあなた必見!
天気記号を一覧にして、ご紹介したあと、
覚えやすいように、それぞれの記号に意味づけをして、
まとめましたよ^^
目次(もくじ)
天気記号には何がある?まずは一覧でチェック!
ということでまずは、天気記号の一覧から。
快晴 | 晴れ | ||
くもり | 雨 | ||
雪 | 雷 | ||
霧 | あられ | ||
ひょう | みぞれ | ||
霧雨 | 雨強し | ||
にわか雨 | 雪強し | ||
にわか雪 | 雷強し | ||
煙霧 | ちり煙霧 | ||
砂じん嵐 | 地ふぶき | ||
不明 |
このように、日本式の天気記号は、
全部で、21種類のマークが存在しています。
「21種類か~、ちょっと多いなぁ…」
と、思ったあなたも大丈夫!
お次は、それぞれの天気記号について、
より覚えやすいよう、意味を加えて見ていきましょう^^
天気記号!意味づけをすれば、暗記もラクチン!
1. 快晴(かいせい)
まずは、雲一つない天気とも言われる、
快晴(かいせい)から。
実際には、空全体のうち、
雲の割合が1割以下の場合を、
快晴と呼ぶことになっています。
そんな快晴のマークは、
シンプルに「○(まる)」。
「○」を空(そら)だと考えれば、
「空に一点の曇りもない状態 = 快晴」
となって、覚えやすいですね^^
2. 晴れ(はれ)
お次はこちらもいい天気、晴れ。
こちらは、空全体に占める雲の割合が、
2割から8割のときのことを言います。
空の80%に、雲がかかっていても、
晴れなんて、ちょっと不思議な感じもしますね。
そんな晴れの天気記号は、
○(まる)に縦線1本。
先ほどの快晴のマーク(○)に、
縦に1本、雲が登場したと考えれば、
暗記もラクチンです^^
3. 曇り(くもり)
そして、お次は曇り(くもり)。
空の、9割以上が雲におおわれていて、
かつ、雨などが降っていないときが、
曇りの状態ですね。
そんな曇りの天気記号は、◎(二重丸)。
「二重丸 = とてもいい」
というイメージがあるので、
快晴と勘違いしてしまいがちですが…
外の「○」の中に、雲(中の「○」)が、
ぷかぷかと浮かんでいると考えれば、
これも、曇りだとわかりますね。
ある意味、発想の転換が必要な、
天気記号かもしれません^^;
4. 雨(あめ)
4番目は、雨(あめ)。
雨の天気記号は、●(黒丸)ですね。
雨が降っているときは、空も真っ暗、
と、覚えましょう^^
5. 雪(ゆき)
サクサクと続いては、雪(ゆき)。
雪の天気記号は、○(まる)の中に、
6本の線が描かれたもの。
この6本線をよく見ると、
雪の結晶のように、みえてきませんか?
こうやって、実際の雪の結晶と関連付けて
覚えれば、暗記もラクラクですね^^
6. 雷(かみなり)
6番目は雷(かみなり)。
雷の天気記号は、上半分が白丸、
下半分が黒丸というマーク。
天気記号で、上下で色を塗り分けるものは、
のちほどご紹介する、「みぞれ」がありますが、
どちらも下半分を、黒で塗りつぶしています。
私は、記憶が定着するまでは、
「モンスターボールと、色が逆!」
もしくは、
「マルマイン!(これも、ポケモン)」
と、覚えていましたよ^^
7. 霧(きり)
続いては、霧(きり)。
気象学的には、
1km先の景色が見えない状態のことをさします。
そんな霧の天気記号は、
○(まる)の中に、●(黒丸)が描かれたもの。
このマークは、よーく見ると「目」に見えますよね。
なので、
「視界(目)がさえぎられる → 霧(きり)!」
と、覚えてしまいましょう^^
8. 霰(あられ)
霰(あられ)は、空から降ってくる、
直径が5mm未満の、氷の粒のこと。
あられの状態なら、
「わ~!空から金平糖(こんぺいとう)が降ってきた♪」
と、ちょっとメルヘンチックな気分にもなれますが、
これが次にご紹介する、雹(ひょう)にもなると、
車のガラスが割れたりすることもあり、注意が必要です。
そんなあられの天気記号は、
○(まる)の中に、大きな白い△(三角形)を描いたもの。
氷の粒を、カンタンにかいたものが、
○(まる)の中の、△だと考えれば、
イメージしやすいと思います^^
9. 雹(ひょう)
あられが、直径5mm未満の氷の粒なら、
雹(ひょう)はそれよりも大きい、
直径5mm以上のもの。
先ほども触れましたが、大きいものになると、
傘を突き破ったり、車のガラスを割ったりと、
私たちにとって、とても怖いものになります。
そんな、ひょうの天気記号は、
先ほどのあられの△(三角形)が、
▲(黒の三角形)に、変わったもの。
あられより、ひょうの方が大きく重いので、
黒に塗りつぶすイメージを持てば、
覚えやすいでしょう。
名前の区別も、ひょうは動物のヒョウを
イメージすれば、あられよりも危険(=大きい)と、
区別できますよね。
昭和生まれの方は、あのかわいい、
Dr.スランプアラレちゃんをイメージするのも、
いいかもしれません^^
10. 霙(みぞれ)
霙(みぞれ)は、
雨と雪が、同時に降っている状態のこと。
天気記号も、まさに雨と雪が、
半分ずつ描かれたものになっていて、
覚えやすいですよね。
塗りつぶされている(=雨のほう)のは下、
というのは、さきほど雷のところでも、
前述したとおりです。
11. 霧雨(きりさめ)
ここから3つは、雨のマーク(●)の右下に
文字がついた天気記号が続きます。
で、まずは、雨の天気記号の右下に、
「キ」が書かれた、霧雨(きりさめ)から。
この「キ」はもちろん、
霧雨の頭文字をとったものですね。
ちなみに霧雨とは、霧のように細かい雨のこと。
霧吹きで、水を吹きかけたときの様子を
イメージすると、分かりやすいですよ^^
12. 雨強し(あめつよし)
続いては、雨の天気記号(●)の右下に、
強い(つよい)の頭文字、「ツ」が書かれた、
雨強し(あめつよし)。
1時間に15mm以上という、
激しい雨が降るときに、この天気記号が使われます。
ちなみに、1時間に15mmの雨というのは、
外や車の中にいると、傘や屋根にあたる雨の音で、
会話が上手く聞き取れないくらいの、強いものです。
13. にわか雨(にわかあめ)
そして、雨(●)の右下に、俄か(にわか)の頭文字、
「ニ」の字が書かれたのが、にわか雨。
急に降ってきて、しばらくするとやむ、
一過性の雨のことを、にわか雨と呼びます。
最近では、都市部を中心に、
大きな被害をもたらすことも多い、
ゲリラ豪雨も有名ですね。
14. 雪強し(ゆきつよし)
雨のおつぎは、雪の天気記号の右下に、
「ツ」が書かれた、雪強しの天気記号。
雪を降水量に換算して、1時間に3mm以上になる場合、
この「雪強し」のマークが使われます。
降水量に換算、というのは、
カンタンにいうと、雪が溶けたあとの、
水の量だと考えておけば、大丈夫です^^
15. にわか雪(にわかゆき)
そして、先ほどのにわか雨同様、
雪のマークの右下に、「ニ」とかかれたものが、
にわか雪の天気記号。
こちらはもはや、説明不要ですね!
16. 雷強し(かみなりつよし)
もともとの天気記号に、
カタカナが書かれたバーションも、
これが最後。
雷の天気記号の右下に、
強しの「ツ」が書かれたものが、
この、雷強しになります。
この雷強し、気象学的には、
「過去10分以内に、地上への落雷を伴う強い雷電があった状態」
のこと。
こんなときは、外には出ず、
部屋の中で、じっとしているに限りますね^^;
17. 煙霧(えんむ)
ここから先は、
ちょっとマニアックな部類に入ってきますが、
せっかくなので、この機会に覚えてしまいましょう!
最初にご紹介するのは、煙霧(えんむ)。
霧とは違い、空気中にたくさんの、
砂ぼこりなどの、粒子が浮かんでおり、
視界が妨げたれる状態をさします。
そんな煙霧の天気記号は、
○(まる)の中に、∞(無限大)のマークが、
描かれたもの。
この暗記方法としては、空気中に粒子が、
数え切れないほどたくさん(=無限大)
浮かんでいる、と覚えてもいいですし…
無限大のマークが、双眼鏡にも見えるので、
双眼鏡を使いたくなるほど、前の視界が悪い
(=煙霧)と覚えるのもアリですね^^
18. ちり煙霧(ちり煙霧)
ちり煙霧は、煙霧の中でも特に、
砂ぼこりや火山灰が、空気中にプカプカと漂い、
視界が悪い状態のことをさします。
最近では、中国から飛んでくる、
黄砂(こうさ)が有名ですね。
そんな、ちり煙霧の天気記号は、
○(まる)の中に、英語の「S(エス)」が
書かれたもの。
このSは、英語で砂や砂粒を意味する、
「Sand」の頭文字からきています。
ただしこのちり煙霧、視界が2km未満にならないと、
天気記号は使われず…
例えば、外に干してある洗濯物に黄砂がつき、
黄色くなったとしても、気象学的なちり煙霧の
定義を満たすことは、なかなかないんだとか。
実際にあったら、すごく困りそうですが、
それくらい、レアな天気記号だということですね^^;
19. 砂じんあらし(さじんあらし)
こちらはさらにレアな、砂じんあらし。
先ほどのちり煙霧が、視界2km未満なら、
砂じんあらしは視界が1km未満になって、
ようやくあらわれる、地図記号。
このあたりは、軽い会話のネタになるような、
トリビア(豆知識)だと、割り切ったほうが、
覚えやすいかもしれないですね。
そんな、砂じんあらしの天気記号は、
ちり煙霧(○にS)の中に、右向きの矢印(→)が
書かれたもの。
ちり煙霧で、さらに風が吹いている状態を
イメージすると、分かりやすいですね^^
20. 地ふぶき(じふぶき)
残る天気記号も、あと2つ!
トリ前を飾るのは、またまたレアな地ふぶき。
これは、地面に積もった雪が、
風によって吹き上げられ、それによって、
視界が1km未満になった状態のこと。
天気記号は、○(まる)の中に、
右向き(→)と、上向きの矢印(↑)が、
クロスして書かれたものです。
右向きの矢印が風、上向きの矢印が、
風によって舞い上げられた雪だと考えれば、
分かりやすいですね。
ただ、この17番目から20番目の天気記号、
私は生まれてから一度も、天気図に描かれているのを、
見たことがありません^^;
21. 天気不明(てんきふめい)
そしてラストは、天気不明。
こちらはシンプルに、
その場所の天気が、わからないときに使う、
天気記号です。
マークは、警察署の地図記号とおなじ、
○(まる)の中に、大きな×(バツ)印を描いたもの。
特に、海の上の天気図に登場しがちな、
この天気記号、覚え方は、
「天気が分からない!とりあえず×(バツ)だ!」
と暗記すれば、忘れることはないですね^^
まとめ&続いては…
今回は、天気記号の一覧と、
それぞれの記号の意味づけについて、
まとめてきました。
最後にもう一度、まとめとして、
記事冒頭に登場した、天気記号の
一覧の表をのせておきますね^^
快晴 | 晴れ | ||
くもり | 雨 | ||
雪 | 雷 | ||
霧 | あられ | ||
ひょう | みぞれ | ||
霧雨 | 雨強し | ||
にわか雨 | 雪強し | ||
にわか雪 | 雷強し | ||
煙霧 | ちり煙霧 | ||
砂じん嵐 | 地ふぶき | ||
不明 |
ということで引き続き、
こちらも天気・気候に関する話題!
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